デオナチュレのソフトストーンを溶かして固めるのはお勧めできない理由

デオナチュレのソフトストーンを溶かして固めるのはお勧めできない理由

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制汗デオドラント剤として圧倒的な支持を得ているデオナチュレソフトストーン。でも、意外に多くの人が、最後まで使い切れずちょっと残ってしまうことをもったいないと感じています。

その対応策として、残ったデオナチュレを取り出して溶かし、ほかのデオナチュレの容器に流し込んでくっつけるというような「裏技」がネット上で広く紹介されています。

でもこれはハッキリ言っておすすめできません。なぜなら、メーカーが「おすすめしない」と言っているからです。本記事では、「おすすめしない」理由について解説してみました。

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デオナチュレを溶かして固めると成分が変化してしまうかも

電子レンジでデオナチュレを溶かすときってかなり高温になりますよね。ほとんどのスキンケア化粧品は、保管場所として高温・多湿な場所を避けること、と指定されていることを考えると、デオナチュレは大丈夫なのかなって思いませんか?

私は、ちょっと心配になったので、デオナチュレの開発および販売会社であるシービックに質問してみたんです。

その回答は、

また、台座から残ったものを取り出し、電子レンジで溶かした後、再度固めてご使用になるという方法は、成分が変化する可能性がありますので、お勧めしておりません。

というものでした。

成分が変化してしまった場合、具体的にどんなことになるのかは回答にはありませんでした。が、考えられる事としては、

  • 制汗・デオドラントの効果が得られにくくなる、効果がなくなる。
  • 皮膚に何らかの影響(たとえば炎症など)が出る。

などが上げられます。

固め直したデオナチュレの見た目が変わらないからといって、成分が変化していないとは言い切れないことに注意したいですね。

最後まで使い切る方法は現在のところありません、でも…

せっかく購入したデオナチュレ、できれば最後の最後まできれいに使い切りたいですよね。

これもメーカーさんに質問してみました。以下が回答です。

デオナチュレ ソフトストーンは容器の内側がらせん構造になっており、中身が入っている内側のパーツ(中皿)がらせんを上がっていくことで、中身が上に上がっていき、ご使用いただく仕組みになっております。

中皿部分は、容器のふちで肌を傷つけない配慮から容器の外側に全て飛び出さない構造になっております。

最後までくり上げた状態で、筒の中の中皿に中身が残っている部分は容器の構造上ご使用いただけない部分となります。

デオナチュレが筒の中に少し残ってしまうのは、容器のふちで肌を傷つけないようにするためだったなんて、私は初めて知りました。

単純に『ちょっと残ってしまうのはもったいないなぁ』なんて思っていましたが、私たちの肌を守るためだったんですね。メーカーさんの配慮に感謝です。

ただ、今のままでは「つくり」の問題から、最後まで使い切る方法は無いということ。残念ですが、これが現状です。

でも、質問の回答にはこんなことも書いてありました。

このたびお寄せいただきました〇〇様からのお声につきましては、関連部門に申し伝え、今後の商品づくりの参考にさせていただきたいと存じます。

デオナチュレ ソフトストーンがすぐにリニューアルされることはないと思いますが、いつか、最後まで使い切れる新しい容器で登場することを願いたいと思います。

なお、商品の表示量の20gというのは、この残ってしまう部分をのぞいた容量なので、20gよりも少ない容量しか使えない、ということではありません。

まとめ

デオナチュレ ソフトストーンを最後まで使い切るために、残った部分を取り出し、電子レンジなどで溶かして再び固めるという「裏技」と称するものがネット上に出回っています。

本記事では、電子レンジによる加熱がデオナチュレの成分を変化させてしまう可能性があり、メーカーもお勧めしていないことを紹介しました。

残念ながら、現時点ではデオナチュレ ソフトストーンを最後まで使い切る方法はありません。

加熱による成分変化のリスクを理解・承知の上で「裏技」を試みるのも、割り切って残った部分は捨ててしまうのも、あなた次第ということになります。

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