ラロッシュポゼの日焼け止め化粧下地、「UVイデアXL ティント」と「UVイデアXL プロテクショントーンアップ」の違いがちょっと分かりにくいですよね。
本記事では、2つの日焼け止め下地の違いをハッキリとさせ、分かりやすくまとめてみました。どちらを選んだらよいか、についても書きましたので参考にしてみてください。
ラロッシュポゼのティントとトーンアップの違い
ティントとトーンアップの違いを、
- 公式ページの商品説明
- 含まれている成分
- 愛用者の口コミ
のそれぞれから、どんな違いがあるかを調べてまとめました。
商品説明から見た違い
まず、公式にページにある説明からティントとトーンアップの違いをまとめました。
- ティントは薄いベージュ色をしているに対して、トーンアップは色なし(白色)
- 紫外線防御効果がティントはSPF50であるのに対して、トーンアップはSPF50+
- ティントはカーバー力、トーンアップはトーンアップ効果
ティントはピンクがかったベージュ色をしており、ちょっとした皮膚のくすみや色むらをカバーできます。ただ、カバーできると言っても濃い色ではないので、あまり大きな期待しないほうが良いです。
トーンアップには光を乱反射させる成分が入っているので、くすみのないトーンアップ効果が期待できます。「トーンアップ ローズ」という薄いピンク色がかった新しい商品では、素肌感のあるトーンアップが期待できます。
トーンアップにはカーバー力はない、ということも覚えておきましょう。
紫外線防御効果については、トーンアップのほうがUVB(紫外線B波)に対する防御効果が高めです(SPF50+)。しかし、SPF50のティントでさえ約12時間の防御効果があるので、一般的な使用環境においては2つの違いはあまり気にしなくてもよいでしょう。
成分から見た違い
まず、ティントとトーンアップの成分表で上位のもの(配合量が多く、化粧品の性格を決定するもの)を比べてみると、トーンアップの方にはより多く酸化チタンが配合されており、ティントには配合されていないスクワランが配合されていることが分かります。
水, メトキシケイヒ酸エチルヘキシル, ドロメトリゾールトリシロキサン, 酸化チタン, グリセリン, PG, ジメチコン, 変性アルコール, ペンチレングリコール, テレフタリリデンジカンフルスルホン酸, …
水, メトキシケイヒ酸エチルヘキシル, 酸化チタン, スクワラン, グリセリン, ドロメトリゾールトリシロキサン, テレフタリリデンジカンフルスルホン酸, PG, 変性アルコール, TEA, …
酸化チタンは紫外線防御効果、とくにUVBの防御効果が高いことが知られている成分です。それがトーンアップの方に多く配合されているということは、トーンアップのSPF値がSPF50+ とティントより高いことと一致しています。
また、スクワランは保湿効果のある成分ですがサラッとした特性もあり、トーンアップでは保湿効果だけでなく、酸化チタンをより多く配合(あるいはティントにはない他の成分を配合)したことによる感触悪化を改善する目的でも配合されている可能性もあります。
ティントだけ、トーンアップだけに配合された成分もありますが、配合量がそれほど多くないため(スクワランを除く)、名前と簡単な説明のみにしておきますね。
成分 | 配合目的 |
---|---|
ジメチコン | 感触改良 |
ペンチレングリコール | 保湿効果 |
酸化鉄 | 顔料 |
成分 | 配合目的 |
---|---|
スクワラン | 保湿効果 |
DPG | 保湿効果 |
マイカ | ツヤ出し |
ナイロン-12 | 感触改良 |
(アクリルアミド/ アクリロイルジメチルタウリンNa) コポリマー | 乳化安定、増粘 |
BHT | 酸化防止 |
硫酸Ba | 酸化チタンの表面処理 |
エチルヘキシルトリアゾン | 紫外線吸収 |
イソヘキサデカン | 溶剤 |
ミリスチン酸 | 酸化チタンの表面処理 |
ボタンエキス | メラニン生成抑制 |
ポリソルベート80 | 増粘 |
ソルビン酸K | 抗菌、防腐 |
塩化Na | 乳化安定 |
オレイン酸ソルビタン | 乳化 |
サーマスサーモフィルス培養物 | 整肌成分 |
(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、イソヘキサデカン、ポリソルベート80、水は、併用することで、調整可能な質感を実現する増粘剤として働きます。
口コミからみる違い
ティントもトーンアップも良い評価が多いのですが、ここでは両者の違いがわかるような口コミを取り上げたいと思います。
まず、内容をまとめると次のようになりました。
- (トーンアップよりも)よく伸びる
- カバー効果がある
- ほどよいトーンアップ効果
- 仕上がりが自然
- (ティントよりも)保湿効果がある
- しっかりトーンアップ
ティントはトーンアップと比較した口コミがけっこう目につくのですが、なぜかトーンアップの方にはティントと比較した口コミが見つかりませんでした。
どちらも高い評価をしている人の多くが何度もリピートしているという愛用者が多いのが印象的です。
実際の口コミを少し紹介しますね。
今まで使った下地で一番のお気に入り^ ^
20代 敏感肌 ティント使用者 (引用元:@コスメ)
トーンアップよりこっちの方が
伸びが良くてなんか私には合ってる気がする!!
乳液状でよく伸びます。またさっと塗るだけでワントーンアップします。半顔だけ塗ると明確にわかりました。塗ったあとはしっとりしています。
刺激もなく使いやすい。クリーム状のトーンアップUVより伸ばしやすいので個人的にはこちらが好み。保湿力はトーンアップUVの方がある気がします。
30代 乾燥肌 ティント使用者 (引用元:@コスメ)
トーンアップしたのがすごくわかって、満足!
10代 アトピー トーンアップ使用者 (引用元:@コスメ)
保湿力高くて良い
毎日使っています。
30代 乾燥肌 トーンアップ使用者 (引用元:@コスメ)
3本目です!乾燥せず、トーンアップもしてくれてツヤ肌になって綺麗に仕上がるので好きです。
ティントとトーンアップ、どちらを選ぶ?
公式の情報や口コミなどを通して見えてきたティントとトーンアップの違いから、もしティントかトーンアップのどちらかを選ぶとしたら、それぞれどんな人におすすめかまとめてみました。
- よく伸びる日焼け止め・化粧下地が好き
- トーンアップよりもカバー力を重視
- しっとりとした保湿力を重視
- はっきりとトーンアップ効果を感じたい
- より紫外線防御効果のある日焼け止めが使いたい
愛用者の中には、ティントとトーンアップのを全種類をもっており状況に応じて使い分けている、という人もいました(一日中家にいる場合はティント、外出する場合はトーンアップ、などのように)。
このような人は少数派と思われますが、参考までに。
まとめ
本記事では、ラロッシュポゼの日焼け止め化粧下地、UVイデアXL ティントとプロテクショントーンアップの違いを分かりやすく紹介しました。
記事内容をうんと簡単にまとめると、
- ティントはよく伸び、カーバ力がある
- トーンアップはトーンアップ効果と保湿力がある
という感じでしょうか(かなり乱暴ですが)。
ラロッシュポゼにはほかにも化粧下地がありますが、もしティントかトーンアップかで迷ったとき、本記事が参考になればと思います。