ベアミネラル(bareMinerals)の化粧下地には「プライムタイム」と「プライムタイム ブライトニング」の2種類があります。
これらの違いは、かんたんに言ってしまうと、キラキラ感があるかないか。記事ではもう少し詳しく解説していますので、どちらを購入しようか迷っている方は参考にしてください。
プライムタイムとブライトニングの違いはキラキラ感の有無
見た目からみた違い
どちらもジェルタイプですが、プライムタイムの方は不透明な白、ブライトニングの方は赤みがかっています。
上の画像の左側がプライムタイムオリジナルで、右側がプライムタイムブライトニングです。
画像では分かりませんがブライトニングの方にはマイカが含まれており、肌に塗り拡げるとパール光沢を発します。これがキラキラ感のもとですね。光沢の色合いはパールというより、ゴールドに近いかもしれません。
ブライトニングの方は、その色合いからカーバ力を期待する方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらシミなど毛穴を隠すことはできません。
成分から見た違い
プライムタイムとブライトニングの成分から違いを見てみます。
- プライムタイム
シクロペンタシロキサン、ジメチコンクロスポリマー、ジメチコン、トコフェロール、シリカ、ケイ酸Mg、パントテン酸Ca、アスコルビン酸、カンゾウ葉エキス、アロエベラ液汁、カミツレ - プライムタイム ブライトニング
シクロペンタシロキサン・ジメチコン・(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー・トコフェロール・シリカ・ケイ酸Mg・パンテノール・アスコルビン酸・カンゾウ根エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・マイカ・酸化チタン・酸化鉄・カルミン
大きな違いはブライトニングだけに含まれている赤字の成分です。
マイカは上で取り上げたようにキラキラの元ですね。
酸化チタンは白い粉状の物質で、粒子が大きいものはカーバー力の高い化粧品に、粒子が小さいものはサンスクリーン剤(日焼け止め)に使用されます。しかし、ブライトニングに配合されているのはどちらの目的でもありません。
実は、パール光沢はマイカに酸化チタンの被膜を作ることで得られます。つまり、マイカと酸化チタンとセットでパール光沢を出しているんですね。
酸化鉄・カルミンはどちらも、赤色の色素です。ブライトニングが赤味がかっているのはこの成分の影響です。
赤字の成分以外に大きな違いはなく、光沢や色味以外に、プライムタイムとブライトニングに違いはない、と言ってよいでしょう。
ベアミネラルのプライムタイムは石けんで落ちる?
上で掲載した成分表をもう一度見ていいただきたいのですが、青字で書かれている成分はすべてシリコンです。一般に、シリコンは石けんでは落ちず、クレンジングを用いて落とすことが推奨されています。
プライムタイムやブライトニングには、肌に塗り拡げただけで「シリコンのかたまり」と感じる人もいるくらい多くのシリコンが含まれています。
確かに、最近はシリコンが含まれていても石けんで落とすことができる化粧品は増えています。
プライムタイムでも、石けんで落ちたという口コミを投稿している人もいます。しかし、肌感覚で落ちたっぽいと言っているだけで、肌からシリコンがきちんと取り除けたかどうかまでは分かりません。
シリコン自体は人体に無害ですし、酸化して肌に悪さをすることもありません。多少残っていても問題ないのでは?と思う人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、「美しい肌は洗顔から」という言葉があるように、クレンジング(と洗顔)は肌を美しく保つためにとても重要です。どんなに効果のある美容液を使用しても、残ったシリコンのために肌に浸透しなければ意味がありませんよね?
その日のうちにメイクをしっかり落とす。そのためにも、「プライムタイム」あるいは「プライムタイム ブライトニング」は、クレンジングで落とすことをおすすめします。
まとめ
本記事では、
- プライムタイムとブライトニングの違いはキラキラ感の有無で、成分の違いはないこと
- プライムタイム(ブライトニング)は石けんではなく、クレンジングで落とすこと
について解説しました。
毛穴が見えているのに、するすると指が肌を滑る感覚は、ベアミネラルのプライムタイム独自のものかもしれません。ファンデーションののりの良さも定評のあるところです。
まだ使用したことがなければ、ぜひ一度お試ししていただきたい化粧下地です。