光脱毛器の光は目に悪い!安全に使用するために守るべきこととは?

光脱毛器の光は目に悪い!安全に使用するために守るべきこととは?

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家庭用光脱毛器のキセノンランプの光って強烈ですよね。

「あの光を見てしまったら目はどうなるの?」は、誰もが一度は思う疑問ですけれど、はっきり言えば目に悪い影響があります。

本記事では、目にどんな影響があるのか、対策はどうしたら良いのかについて分かりやすく解説しましたので、同じ疑問を持っている人は参考にしてみてください。

光脱毛器の光は目に悪い

まず最初に、光脱毛器の光を目で見てしまったときに起こりうることについて解説します。

ここで言う「光」というのは、光脱毛器を発光させたときに肌と光脱毛器の間から漏れ出る光のことではなく、光源(ランプ)から直接出る光のことです。

顔に照射しているときを除けば、肌と機器との隙間から漏れ出る光を見ても、よほど顔を近づけているのでない限り、目に影響が出ることはありません。

目にどんな影響があるの?

光脱毛器の光を見てしまった場合の、目への影響には次のようなものがあります。

光脱毛器の光の目への影響
  • 目に残像が残る
  • 目に痛みや違和感を感じる
  • 光を眩しく感じるようになる
  • ものが見えにくくなった

「目に残像が残る」や「目に痛みや違和感を感じる」については、時間が経つにつれて症状が軽減していき、治ってしまったのであれば心配はいりません。

しかし、丸1日経っても、残像が残ったままであったり、痛みや違和感が取れない場合は、目に何らかの損傷を受けている可能性があります。

また、光脱毛器の光を見てしまってから「光を眩しく感じる」ようになったり、「ものが見えにくい」と感じるようになった場合は、虹彩や網膜が傷ついている可能性があります。

虹彩は目に入る光の量を調節してくれますが、これが傷つき調節がうまくできない状態になっていますと、いわゆる “瞳孔が開いたまま” の状態になり、いつも眩しいと感じることになります。

網膜に炎症がおきていれば、受け取った光を適切に処理して脳に送ることができず、結果としてものがよく見えない、見えづらいという状態になります。

ここに上げたような症状がある場合は、できるだけ速やかに眼科を受診するようにしてください。

なぜ目に影響があるの?

光脱毛器は、強力な光を毛や毛根など色の濃い部分に当てることによって、毛の成長を阻害もしくは毛根を破壊することで「脱毛効果」をもたらします。

虹彩の色、特に私たち日本人の虹彩の色は茶系が多いため、光脱毛器の光の影響を受けてしまうのです。

また、網膜メラニンヘモグロビンを含む色素構造であるため、こちらも光の影響を受けてしまいます(Intense pulsed light may cause damage to periocular area)。

光脱毛器を安全に使用するために

どうすれば光脱毛器を目に悪い影響を与えず安全に使用することできるかについて、いくつかポイントをあげておきます。中には「当たり前でしょう?」ということも書いてありますが、忘れがちなので目を通してくださいね。

取扱説明書を読んで正しく使う

目に悪い影響を与えないよう光脱毛器を安全に使用するには、それぞれの光脱毛器の取扱説明書をきちんと読み「正しい使い方をする」ことです。

光脱毛器の扱いに慣れてくると、取扱説明書どおりの使い方から外れてきて、だんだん自己流になってしまうことは多いものです。

多くの機器では、しっかり肌に密着させて発光させることが書かれているはずです。肌から浮いた状態や、光源であるランプが見えるような状態では決して発光させないでください。

肌に密着させないと発光しないタイプ

ブラウンのシルクエキスパートは、肌に密着させないと発光できない仕組みになっています。安全のため、このような仕組みを持った光脱毛器を使用することも良い選択だと思います。

顔への使用はとく注意

まず、使用可能な部位として顔が対象となっていない光脱毛器は、決して顔に使用しないでください。また、顔への使用が可能な機器であっても、取扱説明書にある部分でのみ使用するようにしてください。

顔への使用

ブラウン(5117)では頬骨より上、パナソニック(ES-WP97)では眼窩周辺(眉毛も含む)には使用できないことが明記されています。

皮膚内にある毛根を破壊することができるほどの強力な光です。目の間近で発光させれば、瞼(まぶた)を閉じていたとしても、光が眼球に届いてしまうことを覚えておいてください。

サングラス(ゴーグル)は必要?

光脱毛器の取扱説明書に「サングラスの使用が必要です」と書かれている場合は必ず指示にしたがって使用してください。

取扱説明書にサングラスは必要ないと書かれている場合は、使用しなくて大丈夫です。

誤った情報を鵜呑みにしないで

光脱毛器の使用にサングラス(ゴーグル)の使用は必須!のようなことが書かれたWEBサイトをときおり見かけますが、すべての光脱毛器に当てはまることではありません。

まとめ

本記事では次のようなことについて解説しました。

記事内容のまとめ
  • 光脱毛器の光を直接見ると目を損傷することがある
  • 目に異常を感じる場合は速やかに眼科へ
  • 取扱説明書どおりの使い方を守れば目に影響がけることはない
  • サングラスやゴーグルは必須ではない

家庭用とは言え、ひとつ間違えると大きな事故にもつながる機器です。

アメリカでは光脱毛器で使用されている光(IPL)を美顔目的や医療でも使用していますが、十分に目を保護しなかったために、虹彩の萎縮や網膜の損傷といった事故が実際に起きています。

決して他人事と思わず、正しい使い方で光脱毛器を使用してください。小さなお子さんがいらっしゃる人は、光脱毛器の保管場所にも気をつけるようにしたいですね。